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内向的な人は頭が良くて優秀? 内向的な人の知られざる能力とは

内向的な性格で人づきあいが苦手であり、それをコンプレックスに感じている。

そのため、積極的に周りの人に話しかけようとするなど、今まで何度も内向的な性格を克服しようと努力をしてきたのではないですか?

しかし、どんなに頑張ってもなかなかうまくいかず、むしろ人間関係が余計こじれたり、内向的な自分がさらに嫌いになってしまったりと、頑張れば頑張るほどドツボにはまっていってしまう。

そんなことを繰り返していくうちに、

  • 「自分は生きるのに向いていない性格」

  • 「この性格はもうどうにもならない」

と、全てに絶望して何もかもあきらめてしまうこともあるかもしれません。

しかし、内向的な性格というのは、必ずしも悪いものではなく、環境次第ではむしろすごい強みになるかもしれないことはご存じですか?

あまり信じられないかもしれませんが、内向的な人にしかない強みというのは確かに存在します。

そこで本記事では、内向的な人だけが持つ知られざる能力を紹介していきます。

この記事を読むことで、内向的な自分を受け入れて、その力を活かすための第一歩を踏み出すことが出来るでしょう。

内向的な人と外向的な人の違いとは

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まず、内向的な人と外向的な人の違いとはいったい何なのでしょうか?

「人づきあいがうまいか下手か?」

「明るいか暗いか?」

「人が好きか嫌いか?」

このように、もしかしたら人間関係に関連しているものが思い浮かぶかもしれません。

しかし、その違いはもっと単純なものなのです。

それは、「高反応」か「低反応か」。

いきなり聞き慣れない言葉が出てきましたが、要するに、外の刺激に「敏感」か「鈍感」か、という事だけです。

その根拠となるのが、アメリカの発達心理学者ジェローム・ケーガン博士の研究。

ある研究にてケーガン博士は、小さな子供たちを対象に、おどかしたり、見たこともないようなものに触れさせたりなど、様々な刺激を与えました。

ちょっとかわいそうですね。

すると子供たちの反応の仕方が、大きく二つに分かれたのです。

一部の子供は刺激に対し、足をじたばたさせたり、泣き出したのに対し、もう一部の子供は、チラッと視線を動かしたり、ニヤッと軽く微笑むくらいでまったく動じませんでした。

つまり、前者の子供は、外部の刺激に対して「高反応」であり、後者は「低反応」という事です。

これに対し博士は、

「高反応の子供は将来内向的な性格になり、低反応の子供は将来外向的な性格になる」

と考えました。

参考サイト

少し長くなりましたが、内向的な人と外向的な人の一番の違いは、

「脳の働き方」

というだけであり、どちらかが優れていて、どちらかが劣っているという訳ではないことがお判りいただけたでしょうか?

内向的な人は、外向的になることはできるの?

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内向的な人なら誰しも、「人づきあいが出来る明るい人になりたい!」と考えたことがあるかもしれません。

しかし、この記事を読んでいるという事は、うまくいかなかったことの方が多いのではないですか?

少なくとも私はうまくいかなかったです。

実際のところ、内向的な人が外向的な人になる方法というのは存在するのでしょうか?

結論から言うと、それは確かにあると思います。しかし、今はまだお勧めできません。

というのも、あなたはおそらく、内向的な自分が嫌いなのではないですか?

(もし違っていたらすみません)

人間には、「認知的不協和」という心理作用があります。

「認知的不協和」とは、自分の中に矛盾する行動や考えがあると、めちゃくちゃ不快に思う事です。

例えば、

「ダイエットを成功させたい」

と思っているけど、

「ケーキをホールで食べてしまう」

という矛盾した行動をとってしまい、自分では気づかなくてもそれを心の奥底ではめちゃくちゃ不快に思っているといった具合です。

そして、内向的な自分が嫌いなまま、「外向的になろう!」と頑張り始めたとします。

目標に向かって頑張るという事は、頑張れば頑張るほど、「自分の欠点」や「未熟さ」が浮き彫りになっていくものですよね?

つまり、外向的になろうとすればするほど、自分の「内向的な面」がどんどん浮き彫りになっていきます。

「外向的な人になりたい!」

という願望を持ちながら、

「自分はどこまでも内向的な人間だ...」

という認知的不協和が生じるのです。

自分では気づかないかもしれませんが、その不快感は、じわじわとあなたの心身をむしばんでいきます。

ついには、「自分の性格を直すつもりが、むしろ歪んでしまった!」なんでことにもなりかねません。

実際に私は以前、内向的な自分が大っ嫌いで、それを変えるために無理やり頑張った結果、軽くですがうつ病になりかけました。

大げさかもしれませんが、内向的な人は自分だけでため込み、考え込んで爆発してしまうことが多いと思うので、気を付けてほしいなと思いました。

内向的な人の知られざる能力

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内向的な人は、自分についてマイナスの面ばかりに目が行ってしまうかもしれません。

しかし、内向的な人は条件次第ですごい力を発揮することが出来るんです。

それをひとつづ説明していこうと思います。

「考える」仕事で、その真価を発揮する

内向的な人というのは、自分の外側のものと積極的に関わるのは苦手かもしれませんが、その分自分の頭の中で複雑な考え事をするというのは、実は外向的な人よりも向いているのです。

例えば、作曲家やアーティスト、科学者など、まさに考えることが多い職種で成功している人には、内向的な人が多いのではないのでしょうか?

もちろん、このように狭き門の分野で成功するのは難しいかもしれません。

しかし、もっと身近なものでいうと、

など、同じく考えることが多い職種では、内向的な人の方が圧倒的な成功を収められる可能性は十分にあるでしょう。

かくいう私は、

  • コンビニレジ

  • 結婚式場ウェイター

  • 工場

など多くのバイトを経験しましたが、どれもくそ辛い上にうまく行かず、数か月もしないうちにやめていました。

しかし、今のようにいろいろ考えながら文章を書くことについては、割といい感じにできているので、

「向いているんだな」

と実感しています。

長期的な視点で成功をおさめやすい

先ほど、「内向的な人と外向的な人の違いは、脳の働き」とご説明しました。

この脳の働きによって内向的な人は、外向的な人に比べて自制心が高いことが多いんです。

具体的には、内向的な人は「前頭葉」という理性をつかさどる脳部位の働きが活発で、外向的な人は、「大脳辺縁系」という本能をつかさどる脳部位の働きが強いという感じですが、よくわからんので覚えなくていいです。

内向的な人は「理性」で動き、外向的な人は「本能」で動くといった感じで覚えておくといいでしょう。

つまり内向的な人は脳科学的に見ても、

  • 「ダイエットしたいけどケーキを食べちゃう」

  • 「試験が近いのにゲームをしてしまう」

  • 「パチンコに入り浸ってしまう」

というような目先の欲に囚われにくいのです。

実際に私も、大学卒業後の進路が決まり、だらだらライフを満喫できる人生最後(かもしれない)の時期に、こんな大変なブログを書いております。

あまり意識したことはないかもしれませんが、こうして改めてみると、「理性」で動くというのはかなりのアドバンテージな気がしてきませんか?

共感能力が高いため、人と深い付き合いが出来る。

共感能力と聞くと、人づきあいが少ない内向的な人よりも、人づきあいが多い外向的な人の方が高そうな感じがしませんか?

しかし、外向的な人というのは、「共感能力が低い」からこそ、たくさんの人付き合いが出来るのです。

※もちろん例外はあるでしょう

というのも、先ほど内向的な人は刺激に対して「敏感」のため影響されやすく、外向的な人は「鈍感」のため影響されづらいとお話ししましたね。

外部からの刺激に影響を受けやすい内向的な人が、喜怒哀楽を持つ人間と接しまくったらどうなると思いますか?

おそらく、ありとあらゆる方向に感情が振り回され続け、すぐに力尽きてしまうでしょう。

対して、外向的な人は、大勢の人と接しても、鈍感であるために、無理なく関係を続けていけるという事です。

つまり、一対一の関係ならば、内向的な人の方が相手の考えや気持ちを読み取ることが得意なため、今の時代特に貴重な、

「お互いを手放しに信頼しあえる関係」

を築きやすいといけるでしょう。

内向的な性格でも成功している人たち

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米津玄師

米津玄師さんは、今や知らぬ人のいない、日本を代表するトップアーティストの一人です。

しかし自身のことを、「悲観的な性格」と語っていたり、予定のない日の過ごし方について、

「酒飲んで映画見たり、youtube見たりしている」

と答えていたり、内向的な性格であることがうかがえます。

参考サイト

エマ・ワトソン

意外なことに、女優のエマワトソンさんも、自身のことを内向的な性格と語っています。

もともとエマ・ワトソンさんは、クラブで酔っぱらうことなど、「みんながやりたがること」を自分はしたくならないということに悩んでいたそうです。

しかし今では、「私は純粋に私でいるだけなんです」と語っています。

映画などで見ていても、キラキラした感じのイメージが強かったため、自身が内向的な性格で悩んでいたというのは驚きでした。

参考サイト

ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェットは、世界で最も裕福な人間と言われている伝説の投資家です。

そんなウォーレンバフェットさんは、内向的な性格ゆえの知的な粘り強さ、用心深さ、洞察力によって、投資で大成功を収めたと語っています。

内向的なおかげで世界一の金持ちになれるかもしれないと思うと、なんだか人生に夢がある気がしませんか?

参考サイト

まとめ

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いかがでしたか?

本記事では一貫して、内向的な人にはその人にしかない強みがあるという事をお伝えしてきました。

内向的な性格を変える場合でも活かす場合でも、まずは今の性格をしっかり受け入れることが必須だと考えています。

本記事を読んで、そのきっかけをもし得られたのなら幸いです。